【アジング入門】ラインの選び方|エステル・PE・フロロ・ナイロンの違いと太さの目安(STEP2)

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道糸を巻いたスピニングリールのクローズアップ

アジングの道具の中で、いちばん迷いやすいのがラインです。エステル、PE、フロロカーボン、ナイロンと種類が多く、太さも「号」と「lb」の2つの数字で書かれています。ここを理解しておかないと、道具をそろえ直すときや、釣り場の状況に合わせて選ぶときに苦労します。この記事では、ラインの種類の違いと太さの目安を、数字と一緒に順番に解説します。

うっちー
釣具店のライン売り場、数字だらけで毎回フリーズする……
アジル
号とlbが混ざってるからね。レベルと攻撃力が同じ欄に書いてあるようなものだよ
目次

アジングの糸は「道糸+ショックリーダー」の2段

アジングの糸は、リールに巻く道糸と、その先に結ぶショックリーダーの2種類を組み合わせるのが今の基本です。道糸には感度のよいエステルやPEを使い、先端には衝撃やこすれに強いフロロカーボンのショックリーダーを結んで、そこにジグヘッドを付けます。

アジングの糸の組み合わせ上から順に、リールに巻いた道糸(エステル0.3から0.5号、またはPE0.2から0.4号前後)、8の字結びの結び目、フロロカーボンのショックリーダー(3ポンド前後、70センチ前後)、ユニノットの結び目、ジグヘッドとワームがつながっています。アジングの糸の組み合わせリール道糸エステル 0.3〜0.5号PE 0.2〜0.4号前後8の字結びショックリーダーフロロカーボン3lb前後・70cm前後ユニノットジグヘッド+ワーム

道糸の先にショックリーダーを結び、その先にジグヘッドを結びます。

4つの素材の違い

釣り糸の素材は、主にナイロン・フロロカーボン・エステル(ポリエステル)・PEの4つです。比重が1より大きい糸は水に沈み、1より小さい糸は水に浮きます。

素材比重伸びこすれ結び目の強さ
ナイロン1.14(ゆっくり沈む)ある傷つきやすい直線の強さの約85%
フロロカーボン1.78(よく沈む)ナイロンより少し少ない傷つきにくい約70%
エステル1.38(沈む)少ない傷つきにくいナイロンよりやや劣る
PE0.97(水に浮く)きわめて少ない摩擦に弱い約40%

数値はサンラインの素材データによるものです(製品によって多少変わります)。ここから、それぞれの特徴とアジングでの使いどころを見ていきます。

エステル:今のアジングの主流

伸びが少ないので、ジグヘッドが水の中でどう動いているか、アジが触ったかどうかが手元に伝わりやすい糸です。比重が1.38と水より重く、軽いジグヘッドを潮になじませやすいのも、アジングで主流になっている理由です。

一方で、伸びないぶん衝撃に弱く、アワセや魚が掛かった瞬間に切れやすくなります。そのため、フロロカーボンのショックリーダーを必ず結びます。また巻きぐせが付きやすいので、使う前に軽く引っぱって、くせを伸ばしてから使いましょう。

PE:細くても強い

細い糸を何本も編んだ糸で、まっすぐ引っぱったときの強さはナイロンの約2.5倍あります。伸びもきわめて少なく、感度も高い糸です。

ただし比重が0.97で水に浮くため、風の影響を受けやすく、軽いジグヘッドが浮き上がりやすいことがあります。細い繊維の集まりなのでこすれにも弱く、結び目の強さは直線の約40%まで下がります。ショックリーダーは必須で、結び方も丁寧にすることが大切です。

フロロカーボン:ショックリーダーの定番

表面が硬くて傷つきにくく、水を吸わないので劣化しにくい糸です。光の屈折率が水に近く、水中で見えにくいのも特徴です。この性質から、アジングではショックリーダーとしてよく使われます。

道糸として使うこともでき、その場合は2lb(0.6号)前後が目安です。ただ糸質が硬いので、リールに巻くと扱いにくく感じることがあります。

ナイロン:しなやかで扱いやすい

しなやかでリールになじみやすく、適度に伸びて衝撃を吸収してくれる、扱いやすい糸です。道糸にするなら1号(4lb)前後が目安です。

ただ、伸びがあるぶん感度はエステルやPEより控えめです。水を吸うと性質が変わるので、こまめに巻き替えましょう。直結でも使えますが、今はナイロンでもショックリーダーを付けるのが主流です。

号数とlb:太さと強さは別の数字

ラインのパッケージには、号数とlb(ポンド)の2つの数字が書かれています。号数は糸の太さ、lbは糸が切れるまでの強さを表す数字です(1lbは約0.45kg)。

注意したいのは、同じ号数でも、素材によって強さが大きく違うことです。実際の商品で比べてみると、次のようになります。

商品号数強さ
エステル(シマノ サイトレーザーEX エステル)0.4号最大1.8lb(約0.8kg)
PE(ダイワ 月下美人デュラセンサー)0.4号平均3.9kg(約8.6lb)
フロロカーボン(シマノ ソアレ リーダーEX)0.8号3lb(約1.4kg)
ナイロン1号約4lb(約1.8kg)

同じ0.4号でも、PEはエステルの4倍以上の強さがあります。逆にエステルは、0.4号でも2lbに届きません。だからこそ、エステルの先には3lb前後のショックリーダーを結んで強さを補います。ラインを選ぶときは、号数だけで比べず、パッケージのlb(強力)表示も見るようにしましょう。

うっちー
0.4号って書いてあるから同じくらいだと思ってた……
アジル
見た目の厚さが同じでも、ティッシュとキッチンペーパーじゃ破れにくさが全然違う、みたいなことだね

アジングでの太さの目安

使い方素材太さの目安
道糸エステル0.3〜0.5号
道糸PE0.2〜0.4号前後
道糸ナイロン1号(4lb)前後
道糸フロロカーボン2lb(0.6号)前後
ショックリーダーフロロカーボン3lb(0.8号)前後・70cm前後

細い糸ほど、軽いジグヘッドを遠くまで投げやすく、沈みやすく、アタリも伝わりやすくなります。そのかわり切れやすくなります。太い糸は切れにくい反面、風や潮の影響を受けやすく、軽いジグヘッドが扱いにくくなります。最初は目安の真ん中あたりから始めて、慣れてきたら細くしていくと失敗しにくいです。PEを選ぶときは、ロッドの「適合ラインPE」の範囲に入っているかも確かめましょう。

ショックリーダーの付け方

ショックリーダーは、フロロカーボンの3lb前後を70cm前後の長さで使うのが目安です。結ぶ場所は2か所あります。

道糸とリーダー:8の字結び

  1. 道糸の先とリーダーの端を10cmほど重ねて、2本をそろえて持ちます。
  2. 2本まとめて、直径5cmほどの輪を作ります。
  3. 輪を1回ねじって、交わっている部分をひねります。
  4. 道糸の先と、リーダーの長い側(ジグヘッドを結ぶ側)をまとめてつまみ、輪にくぐらせます。
  5. 4本の端を均等に引いて締め、最後に道糸とリーダーの長い側を引いてしっかり締めます。
  6. 余った糸を3mmほど残して切ります。

締める前に、つばや水で結び目を湿らせておくと、こすれた熱で糸が傷みにくくなります。

リーダーとジグヘッド:ユニノット

リーダーとジグヘッドは、ユニノットで結びます。結び方は「釣り糸の結び方」で図と一緒に解説しています。締めたあとにハーフヒッチ(ひと結び)を1回入れておくと、切った余り糸が後ろ向きになり、ゴミが引っかかりにくくなります。

迷ったときの組み合わせ

こんなとき道糸ショックリーダー
最初の1セットエステル 0.3〜0.5号フロロカーボン 3lb前後
遠くまで探りたい・強さがほしいPE 0.2〜0.4号前後フロロカーボン 3lb前後
結ぶ手間を少なくしたいナイロン 1号前後あると安心(フロロカーボン 3lb前後)

PEは水に浮いて風の影響を受けやすいので、風が強い日が多い場所では、比重の大きいエステルのほうが扱いやすくなります。

ラインを長持ちさせるコツ

  • エステル:巻きぐせが付きやすいので、釣り始める前に軽く引っぱって、くせを伸ばしておきます。
  • ナイロン:水を吸うと性質が変わるので、こまめに巻き替えます。
  • 全部の糸:先のほうがザラついたり、白っぽくなったりしたら、傷んだ部分を切って結び直します(「ライン(釣り糸)とは?」でも解説しています)。

まとめ

  • アジングの糸は「道糸+フロロカーボンのショックリーダー」の2段が今の基本
  • 道糸は、感度のよいエステル(0.3〜0.5号)が主流。遠投や強さがほしいならPE(0.2〜0.4号前後)
  • 号数は太さ、lbは強さ。同じ号数でも素材で強さが大きく違うので、lb表示も見る
  • ショックリーダーはフロロカーボン3lb前後を70cm前後。道糸とは8の字結び、ジグヘッドとはユニノット

道具全体の選び方は、STEP1でまとめています。

次は、ジグヘッドとワームの選び方です。

アジングの全体像は「アジング入門」でまとめています。

参考:釣り百科「アジのルアーフィッシング(アジング・入門者向け)」(ヤマリア株式会社、監修:西野弘章)、シマノ「ソルト初心者釣り教室 準備編(ライトソルト)」、サンライン「一般的なラインの素材特徴」、各メーカーの商品情報。

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この記事を書いた人

LAPIN FISHINGの運営者。何年たっても初心者気分が抜けない、自称・永遠の釣り初心者です。アニメ・漫画・ゲームが好きで、思い立ったらノリで動くタイプ。相棒のうさぎ・アジルと一緒に、調べたことや試したことを記事にしています。

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