「リール」は、釣り糸を巻き取ったり送り出したりするための道具です。釣具店や解説記事では「スプール」「ドラグ」「ギア比」など、リールにまつわる言葉がたくさん出てきます。この記事では、リールという言葉の意味から、各部の名前、よく聞くリール用語までを解説します。種類や選び方については「リールとは?種類・番手の見方・初心者の選び方」で詳しくまとめています。
うっちー


リール=糸を巻き取る道具
リール(reel)は英語で「巻き取る道具」という意味で、釣りでは竿に取り付けて使う糸巻き機のことを指します。主な仕事は次の3つです。
- 糸を溜めておく
- 仕掛けを投げるときに、糸を送り出す
- 掛かった魚を寄せるために、糸を巻き取る
海釣りでよく使うのは「スピニングリール」と「ベイトリール」の2種類です。堤防釣りを始めるなら、糸が絡みにくいスピニングリールが定番です。この記事でも、スピニングリールを例に説明します。


スピニングリール各部の名前
| 部品名 | 役割 |
|---|---|
| リールフット | 竿のリールシート(リールを固定する金具)に差し込む脚の部分 |
| ボディ | ギアなどの内部部品が入っている本体 |
| ハンドル | 回して糸を巻き取る持ち手。左右どちらにも付け替えられるモデルが多い |
| ローター | ハンドルを回すと回転し、糸をスプールに巻き付ける部分 |
| スプール | 糸が巻かれている筒状の部分。巻き取るときは前後に動き、糸が片寄らないように巻かれる |
| ベール | 糸を押さえる金属のアーム。起こすと糸が出て、戻すと巻き取れる状態になる |
| ラインローラー | ベールの付け根にある小さな滑車。糸はここを通って巻き取られる |
| ドラグノブ | ドラグの強さを調整するつまみ。多くのモデルではスプールの前側にある |
ベールについては、「ベールって何?」で開け閉めのコツまで詳しく解説しています。












よく聞くリール用語
番手(ばんて)
リールの大きさを表す数字です。「2500番」「3000番」のように表記され、数字が大きいほど本体が大きく、太い糸をたくさん巻けます。メーカーによって数字の刻み方が少し違うため、同じ番手でも大きさがまったく同じとは限りません。
ドラグ
魚が強く引いたとき、糸が切れる前にスプールが滑って、糸を少しずつ出す仕組みです。ドラグノブを締めるほど糸が出にくく、緩めるほど出やすくなります。強すぎると糸が切れ、弱すぎると魚がなかなか寄ってきません。釣りを始める前に、手で糸を引いて「少し強めに引くと糸が出る」くらいに合わせておくのが基本です。






ギア比
ハンドルを1回転させたとき、ローターが何回転するかを表す数字です。例えば「ギア比5.2」なら、ハンドル1回転でローターが5.2回転します。数字が大きいほど速く巻け、数字が小さいほど軽い力で巻けます。
同じシリーズでも、ギア比が高いモデルには「HG(ハイギア)」、さらに高いモデルには「XG(エクストラハイギア)」のような記号が付いていることがあります。記号の付け方はメーカーによって異なります。
巻き取り長さ(最大巻上長)
ハンドル1回転で巻き取れる糸の長さです。「78cm」のように表記されます。ギア比が同じでも、スプールの直径が大きいほど長くなるため、実際の巻きの速さを比べるときはこちらの数字が参考になります。
糸巻き量
スプールに巻ける糸の量の目安です。「ナイロン 3号-150m」のように、糸の種類・太さ・長さの組み合わせで表記されます。細い糸ならより長く、太い糸なら短く巻けます。
最大ドラグ力
ドラグを最大まで締めたときに、糸が出始めるまでにかかる力の目安で、「kg」で表記されます。初心者の堤防釣りでは、この数字を気にする場面はほとんどありません。
糸ヨレ
糸がねじれてしまった状態です。スピニングリールは構造上、糸ヨレが起きやすく、ヨレがたまると糸が絡まる原因になります。ベールを手で戻す、糸がたるんだまま巻かない、といった基本動作で減らせます。


リールの種類と選び方はこちら
種類ごとの特徴、竿に合わせた番手の選び方、使ったあとのお手入れは、釣り道具図鑑の記事で解説しています。


まとめ
- リールは、糸を溜める・送り出す・巻き取るための道具
- スピニングリールは、リールフット・ボディ・ハンドル・ローター・スプール・ベール・ラインローラー・ドラグノブでできている
- ドラグは、糸が切れる前に糸を出して守る安全装置
- ギア比や巻き取り長さは、巻く速さの目安になる









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