「根掛かり(ねがかり)」は、仕掛けやルアーが海底の岩や海藻、障害物などに引っかかってしまうことです。釣りをしていれば誰にでも起こるトラブルですが、外し方を知らないと、竿を折ったり、仕掛けを海に残してしまったりします。この記事では、根掛かりの意味、魚との見分け方、外し方、防ぐコツを解説します。
うっちー


根掛かり=仕掛けが海底などに引っかかること
釣りの世界では、海底の岩や岩礁のことを「根(ね)」と呼びます。仕掛けがその根に掛かってしまうことから「根掛かり」といいます。岩だけでなく、海藻、沈んだロープ、テトラポッドなどに引っかかる場合も、まとめて根掛かりと呼びます。
カサゴやメバルなどの魚は岩の周りに住んでいるため、こうした魚を狙うほど根掛かりは起こりやすくなります。
魚が掛かったときとの見分け方
| 見るポイント | 根掛かり | 魚 |
|---|---|---|
| 竿先の動き | 曲がったまま、ほとんど動かない | ブルブル、グングンと動く |
| 糸の動き | 一か所で止まったまま | 左右や沖へ動く |
| 巻いたとき | まったく巻けない、または少しだけ動いて止まる | 重いが、少しずつ寄ってくる |
ただし、根に潜った魚が動かなくなっている場合もあります。しばらく糸を張ったまま待ち、動きが出るか確認しましょう。


根掛かりしたときの外し方
根掛かりしたときは、力任せに引っ張らないことが一番大切です。次の順番で試してみましょう。
- 糸を少し緩めて待つ:仕掛けの重みで、引っかかった方向と逆に動いて外れることがあります
- 竿先を軽く揺する:糸を張ったまま、竿先を小刻みに揺すって振動を伝えます
- 引っ張る方向を変える:立ち位置を左右に移動し、仕掛けが掛かった方向と違う角度から引いてみます
- それでも外れなければ、糸を切る:下の手順で、安全に糸を切りましょう
糸を切るときの安全な手順
- 竿を糸と一直線になる向きにして、竿が曲がらないようにする
- リールのスプールを手で押さえて、糸が出ないようにする
- 周りに人がいないことを確認し、顔をそむけながら、ゆっくり後ろへ下がって引く
竿を曲げたまま強く引くと、竿が折れる原因になります。また、糸を素手に巻き付けて引っ張ると、指が切れる危険があります。切れた瞬間に仕掛けやオモリが飛んでくることもあるので、帽子やメガネを着けて作業しましょう。






根掛かりを防ぐコツ
- 着底したらすぐに少し巻く:仕掛けが海底に着いたら、そのまま置きっぱなしにせず、少し巻き上げて底から離します
- 底を長く引きずらない:岩場では、仕掛けを底に沿って引くと根掛かりしやすくなります
- ウキ釣りで深さを調整する:ウキを使うと、仕掛けを底より上に保てます
- 捨てオモリの仕掛けを使う:根掛かりしたとき、オモリだけが切れて仕掛けを回収できる仕組みです
- 釣り場の地形を知る:明るい時間に足元の岩や海藻の位置を見ておくと、避けやすくなります
オモリの形や捨てオモリについては「オモリって何?」、ウキの付け方については「ウキって何?」で解説しています。
根掛かり対策に役立つ道具
| 道具 | 役立つ場面 |
|---|---|
| 予備の仕掛けとオモリ | 根掛かりで失っても、すぐに釣りを再開できる |
| ルアー回収器 | 引っかかったルアーを、糸に沿って沈めて回収する道具 |
| 手袋 | 糸を切る作業や、岩場での作業で手を守る |
| 偏光サングラス | 水面の反射を抑えて、水中の岩や海藻を見やすくする |
ルアーを使うなら、回収器が1つあると安心です。ダイワの「ルアーキャッチャー」は、糸に沿って約100gの重りを沈め、チェーンをフックに絡めて回収する道具です。15mのロープと収納バッグが付いています。


根掛かりで切れた仕掛けやルアーは、海のゴミになってしまいます。外し方を覚えることと同じくらい、根掛かりを減らす工夫が大切です。
まとめ
- 根掛かりは、仕掛けが海底の岩(根)や海藻などに引っかかること
- 竿先や糸が動かないままなら、根掛かりの可能性が高い
- まずは糸を緩める・揺する・角度を変える。無理に引っ張らない
- 切るときは竿をまっすぐにして、周りと自分の安全を確保する
魚が掛かったのに逃げられてしまうことについては「バラすって何?」で解説しています。ほかの用語は釣り用語辞典から探せます。









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