「ライン」は釣り糸のことです。ただ、釣りの現場では同じ糸でも、使う場所によって「道糸」「ハリス」「リーダー」と呼び名が変わります。この記事では、ラインにまつわる呼び名の違い、パッケージに書かれた号数・lb(ポンド)表記の読み方、よく聞くトラブルの用語を解説します。素材の選び方や最初に買う糸については「ライン(釣り糸)とは?素材・号数の見方と最初の1巻き」で詳しくまとめています。
うっちー


ライン=釣り糸のこと
ライン(line)は英語で「糸・線」という意味で、釣りでは釣り糸全般を指します。ラインは魚と釣り人をつなぐ唯一の道具で、仕掛けを魚のいる場所まで届け、アタリ(魚が食いついた合図)を手元に伝え、掛かった魚を引き寄せる役目を担います。


呼び名の違い:道糸・ハリス・リーダー
| 呼び名 | どこの糸か | ポイント |
|---|---|---|
| 道糸(みちいと) | リールに巻いてある、メインの糸 | 「メインライン」とも呼ぶ。仕掛けを投げたり、魚を寄せたりする糸 |
| ハリス | 針に直接結ばれている糸 | 道糸より細くするのが基本。市販の完成仕掛けには最初から付いている |
| リーダー | 道糸の先に結ぶ、少し太めの糸 | 主にPEラインの先に付ける。「ショックリーダー」とも呼ぶ |
ハリスを道糸より細くするのは、根掛かりなどで糸が切れるときに、針に近いハリスの方で切れるようにするためです。道糸の途中で切れてしまうと、ウキやオモリなど仕掛け全体を失ってしまいます。
PEラインは引っ張る力にはとても強い一方で、岩などにこすれる力には弱いという特徴があります。そこで、先端にこすれに強いフロロカーボンやナイロンのリーダーを結んで、弱点を補います。











号数とlb(ポンド)の読み方
糸のパッケージには「2号」「8lb」のような数字が書かれています。どちらも糸を選ぶときの大切な目安ですが、表しているものが違います。
号数=糸の太さ
号数は糸の太さを表す日本の規格で、数字が大きいほど太く、丈夫になります。ナイロンやフロロカーボンの場合、1号の太さ(直径)はおよそ0.165mmが基準です。
lb(ポンド)=糸の強さ
lbは、その糸がどのくらいの重さまで耐えられるかを表す単位で、主に海外製品やルアー釣り用の糸で使われます。1lbは約0.45kgです。ナイロンの場合、下の表のような読み替えが目安になります。
| 号数 | lbの目安 | kgの目安 |
|---|---|---|
| 1号 | 約4lb | 約1.8kg |
| 2号 | 約8lb | 約3.6kg |
| 3号 | 約12lb | 約5.4kg |
※同じ号数でも、メーカーや製品によって強さは前後します。
PEラインは細さの割に強いため、同じ号数でもナイロンよりずっと強くなります。PEの号数を見るときは、パッケージに書かれたlbやkgの表記もあわせて確認しましょう。






ラインにまつわる用語
糸ヨレ
糸がねじれてしまった状態です。ヨレがたまると、糸がくるくると絡まりやすくなります。
糸ふけ
風や潮に流されて、竿先から水面までの糸がたるんだ状態です。糸ふけが大きいとアタリが手元に伝わりにくくなるため、仕掛けが着水したら軽く巻いて糸を張ります。
高切れ(たかぎれ)
投げたときなどに道糸が途中で切れて、仕掛けやルアーごと飛んでいってしまうことです。傷んだ糸を使い続けたときに起きやすく、周りの人に当たる危険もあります。
ノット
糸と糸、糸と金具などを結ぶ結び方のことです。「クリンチノット」「FGノット」など、用途に合わせてたくさんの種類があります。
巻き替え
リールに巻いてある糸を、新しいものに交換することです。ラインは使うほど傷む消耗品なので、定期的な巻き替えが必要です。
ライントラブル
糸が絡まる、もつれる、リールの外に巻き付くなど、糸に関するトラブルをまとめた呼び方です。


素材の違いと選び方はこちら
ナイロン・フロロカーボン・PEの特徴や、最初に買う糸の選び方、交換の目安は、釣り道具図鑑の記事で解説しています。


まとめ
- ラインは釣り糸のこと。付ける場所によって道糸・ハリス・リーダーと呼び名が変わる
- ハリスは道糸より細くして、切れるならハリス側で切れるようにする
- 号数は太さ、lbは強さ。ナイロン1号はおよそ4lbが目安
- 糸ヨレや糸ふけは、ライントラブルやアタリの分かりにくさにつながる









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